2013年6月17日月曜日

備品は大切に

使うなら今の時期しかないタイトル
「じぇじぇじぇ!」にしたかったのですが
あまりにも狙ってる感が出そうだったので自重しました。

私が出先から会社に戻り駐車場に車を止めようとすると
レーザー加工機のオペレータをしてる子が
青い顔をしながら近寄ってきました。
その様はまるで直訴状を差し出すかの様な
雰囲気であったと私は記憶しております。

参考画像:吉村公三郎監督作品 『襤褸 (らんる) の旗』より


主訴を聞きますと、レーザー加工機に加工ヘッドを
移動させる為に付いてるリモコンハンドルを不注意で落下させ
その衝撃で効かなくなったという事でした。

そのハンドルです。「ハンダが外れただけちゃうのん?」って裏蓋を外すと

どこもハンダは外れてないし、触れるとこが少ない。
メーカーに聞いてみると同じ様な返答だった為、少し触って蓋を閉じて
再度チャレンジするもダメ。
結局部品を注文することに。
「部品は無くて、アッセンしかないです」と。
『まじかよ・・・』と思いつつ値段を聞くとゲー万程もします。
「じぇじぇじぇ!」ですよ、ほんまに。
効率は相当悪いですが機械値で動かせない事もないので
新しいハンドルが来るまではしばらくはこれで辛抱するしかありません。
(前出のオペレータは値段を聞いて更に青ざめてました。)
メーカーの対応は頗る速くて明朝9時前には商品が到着。
すぐに取付させたところ


新しいのをただ取付ただけではなくて何やら細かい事を。


加工機の上にワイヤーを引っ張ってバネを用意しています。



先端についたクリップでリモコンハンドルを挟みこむ。
これなら、落としても地面に激突することはありません。
余計な出費をさせてしまったのを反省して
同じ失敗をしない様に考え、前日から道具を揃えてたそうです。
慣れるまでは気になりますが、効率も落ちません。
いい心意気ですし、単純ですがいいアイデアだと思います。


皆様、備品は丁寧に扱いましょう。