2013年6月7日金曜日

狭いトイレの御用達になりたい

弊社のトイレは開業以来頑なに和式を貫いてきたのですが
「この御時世に和式どうなんだろう?」
「腰が痛いから辛い」
「痔なのでウォッシュレットが欲しい」等、意見が噴出しておりましたので
「えいや!」っとウォッシュレットに替えました。
配管の都合上、コーナータンクタイプを導入せざる得なかったのですが
小さなだけど大きな問題が発生しました・・・。

据え付け後の位置のイメージ

コーナータンクタイプは御覧の様に便座自体が斜め向きになってしまいます。
これは納得上なので良いのですが
問題は赤い箇所にトイレットペーパーとウォッシュレットの
リモコンを取り付けざるえなかったのです。
左の壁につけると、どうしても座るときに邪魔になってしまう為です。
そして、何よりこの赤い箇所は使いづらい!
体を相当捻らないと使えないポジションだったので
カイゼンしようとなりました。

案としては下図の様に用を足しているときは奥に位置し

緑の位置から
用足し後に真ん前に持って来ることが出来る
紫の位置へ移動
そんな方法がないか考えてみました。
サンプルを作っては否定される事数回
S部長の渾身の設計が炸裂し、完成したのがこれです。

若林式スライド型トイレットペーパーホルダー2階建てタイプ
仮名 ”便法を講じるくん” です
樹脂だと疲労で割れる可能性が高いのと水回りなので
SUS304にて作製しました。

仮名”便法を講じるくん”
まずはトイレットペーパーホルダーとリモコンをブラケットに取り付けます。
ネジしろを取るためにバーリング加工
裏側にはレールの受け
続いて、レール本体です。
トイレに格調と気品を与えるHL仕上げです
高級感漂う輝きです
横から見た図
この段差の隙間にブラケットの受けの部分を通します。
右下の穴はレールにホルダーを嵌めた後にネジを通して
ペーパーホルダブラケットが落下しないようにストッパーにします。


これをタイルに穴を開けて、取り付けまるとこんな感じです。
入る時、用を足している時は奥側のポジション
上の図の緑の位置
使用する時は手前側へスライド
同じく紫の位置
これで広く無理なく使えるようになりました。
狭いトイレでペーパーホルダーでお困りの方、弊社のレール式は如何でしょうか。
必要なレール長さで作製可能です。
弊社の分はタイルに穴を開けてネジ止めしてますが
それほど、重量もかからないので強力な両面テープでも大丈夫だと思います。
ペーパーホルダーとリモコンのベースを預けて頂ければ
弊社同様のネジ止め式を御用意させて頂けます。
現物の見学は弊社のショールーム(笑)までお越し下さい。